八尋農園

元気の源は食べ物にあり 多品目かつ高品質の野菜づくり
—八尋農園 八尋毅


 年間、数十種類にも及ぶ多品目の野菜を高品質に育て上げ、出荷先の百貨店やスーパーなどで数多くのファンを獲得している八尋農園(久留米市宮ノ陣)の八尋毅さん。

 通常、一人の生産者が多品目栽培を行うと栽培管理に手間と時間がかかるため、出荷する野菜の品質にバラつきが出るケースが多いのですが、八尋農園の野菜はすべて高品質。栽培技術、管理能力の高さが光ります。

 例えば、オクラ。朝夕の1日2回、収穫が必要で手のかかる野菜ですが、袋詰めされるオクラの長さと太さはいつも均等で管理能力の高さがうかがえます。また、ずっしりと身の詰まったカリフラワー、生食でも甘味の強さを感じる白菜からは農法についてのこだわりが感じられ、風味が豊かで食感の良いワケギや、荷崩れせず箸を入れるとスッと切れる柔らかさが特徴の赤目芋からは、栽培技術の高さを実感します。

八尋農園の新玉ねぎ
生で食べても辛みのない八尋農園の新玉ねぎは人気の商品
八尋農園の赤目芋
八尋農園の赤目芋は煮崩れしにくく、箸を入れるとスッと切れる柔らかさが特徴

 和食をはじめスペイン料理、イタリアンのシェフなど料理人からの評価も高く、出荷先のひとつである筑後地方のスーパーでは、食材の仕入れを行う料理人の姿を頻繁に見かけます。

 これら多品目かつ高品質の野菜を届けられるのは、長年の研究と経験によるもの――と思いきや、八尋さんから返ってきた答えは意外なものでした。

「実は農業を始めてまだ8年目です。前職は自衛官で、航空自衛隊に所属していました。18歳で任官して整備士として働き、航空自衛隊の主力戦闘機、F15の整備も行っていました。退官するまで、北は北海道、南は沖縄まで全国の基地で働きましたよ」

 決して長いとは言えない農業歴にも関わらず、多種多様な野菜の出荷を可能にする綿密な栽培計画、管理能力は、ミスの許されない航空機整備業務の中で培われたものでしょうか。

微生物の入った液肥を畑に散布中の八尋さん
微生物の入った液肥を畑に散布中の八尋さん

 そんな八尋さんが農業の世界に入ったのは、“人々の健康に役立つ仕事がしたい”との思いがきっかけでした。航空自衛隊を退官後、整体師の資格を取得し整体院を開業。その中で、“元気の源は食べ物にあり”との思いに至り、農業従事者だった父から譲り受けた土地で農業を始めたのは、自然な流れだったと言います。

 以来、妻のチヅ子さんと二人三脚で農業に取り組み、健康的な野菜づくりにまい進。出荷先の青果担当者から栽培・販売のアドバイスを受けながら、常に消費者の側に立って商品力向上に努めてきました。今では、微生物を活かした甘味のある野菜で、多くのファンを獲得。野菜袋に貼られた八尋農園のシールは、信頼の証となっています。

八尋農園のシール
野菜に貼られた八尋農園のシール。このシールが貼られた野菜を目当てに来店する客も少なくない

 現在、県内の百貨店をはじめ、広く関西方面にも商品が出荷されるようになった八尋さん。68歳にして、なお躍動し続ける毎日ですが、農業のみならず地域貢献にも力を入れ、尊敬を集めています。

 地元寺の会計係をはじめ、母子生活者を支援する少年指導員、人の更正を支える保護司の仕事などに携わる八尋さんからは、“多くの人たちのお役に立ちたい”との純粋な思いが伝わってきます。

地元寺の会計係をしている八尋さん
農業のみならず、地元寺の会計係をはじめ保護司の仕事など、地域貢献にも力を入れている八尋さん

そんな八尋さんに、自身の農業について今後の抱負をお聞きすると、イキイキとした表情でこう語って下さいました。「私の農業は、まだまだ上昇段階です。少し前にある方から“美味しいものを育てているかは、生産者の顔を見れば分かる”と言われました。見る人が見れば分かるんですね。“何よりも自分自身が健康でいたい”との思いがあるので、今後も元気の源となるような野菜届けていきます」

 多くの人々の健康を願いながら農業に取り組み、畑から安心・安全を届けている八尋さん。もし、お店で八尋農園のシールが貼られた野菜を見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。自信を持ってお薦めします。


農園情報

出荷依頼 : 双方、相談の上

主要品目 : 多品目につき、ご用命の方は販売店までご連絡下さい

出荷期間 : 多品目につき、ご用命の方は販売店までご連絡下さい

味の特徴 : すべての野菜において味がよく、見た目も美しい

お薦めの食べ方 : 多品目につき、店頭販売者にお尋ね下さい

セールスポイント : 微生物農法で甘味のある野菜を育てている。プロの料理人にもファンが多く、百貨店にも出荷するなど商品力が高い

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